10月10日です。
外気温は14.8℃
室温は 22.2℃ です(当然暖房はつけてません)。
朝起きが本当に楽です。
10月9日です。
2週間前まではエアコンつけるほどの気温だったのに、
本当にあっという間に肌寒い朝ですね。
外気温は11.8℃
室温は 22.5℃ です(当然暖房はつけてません)。
朝起きが本当に楽です。
今朝、外に出たら「寒っ」て感じました。
とうとう1桁になってました。
実験ハウスは22.2℃でした(当然ですが暖房は無しです)。
朝起きが本当に楽です。
11月18日です。
今朝は、外に出て「げっ(@@)・・。めちゃ寒い~」・・と感じました。
外気温の表示を見てびっくり。
今年初の氷点下です(@@;)。
放射冷却の影響もある晴天でした。
<放射冷却が起こる雲一つない晴天です>
<霜が付いてます>
外気温は-1.4℃(写真の青い部分)
実験ハウスは、まだ暖房OFFです。
朝の室温は22.1℃と温かいです(^^)b
パッシブソーラー+保温性能 は あらためて大切ですね。
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第64話:平成30年 記録的猛暑 緊急レポート
今年の夏は異常ですね(@@;)
さすがの実験ハウスもエアコン無しでは大変です(^^;)
そんな猛暑の夏の生活ぶりを3回に分けてレポートしてみます!
いろいろな発見もありました(^^)
まず実験ハウスには2台のエアコンが付いてます。
〇 1階LDKに 地中熱を利用した消費電力の少ないエアコン(約8畳用くらいの能力)
〇 2階ホールには 14畳用のエアコン
実験ハウス全体では、120畳の延べ床面積、
ロフトなどもありますので実質140畳くらいの気積があります。
それを 14畳+8畳=24畳分の冷房能力で過ごします(^^;)
〇 データー①:7月下旬~8月上旬
この辺りは連日35℃の猛暑日前後まで外気温が上がってました。
岩手に住む人間にとっては体に堪えます(><)
◎ 一番左の黒丸ゾーンでは、朝方の外気温が20℃くらいまで下がってくれましたので、
朝の窓開けで室温を下げたおかげで、エアコンなしでも暮らせました。
扇風機は欲しいです。
◎ 中央付近の黒丸ゾーン(7月29日・7月30日)
ほぼ熱帯夜だったので、朝の室温が下げられず、猛暑日と重なって、室温も30度を超えてきたため、
無理せずエアコンに切り替えたことが分かります。
◎ 右の黒丸ゾーン(8月頭)は、エアコンで生活に切り替えました。
データー②:お盆のデーターです。
エアコン付けるか・・窓開けで十分か・・判断に迷う日が多いです。
8月12日・13日は、予想外気温が30℃くらいだったので、
エアコンなしで窓開け+風でも特に問題なく生活できます。
外気温の結果は、予報より上がって33℃くらいまでいったので、窓閉めておけばよかった・・とは思いました(--;
8月14日は、息子だけ置いて外出したので、室温が30℃超えしてしまってました。
【 考察 】 暮らしてて分かったことは、外気温30℃までであれば、エアコンなしで十分暮らせます。
〇 エアコン生活の不思議
温度グラフを見ていただくと、おや?っと思うことがあります。
1階の温度が2階よりいつも高いのです。
エアコンで生活していると、イメージでは冷たい空気が1階にどんどん落ちてくるのかな・・
と思ってましたが・・
なかなか落ちてきません(--;
吹き抜けが簀の子状なので、小さいというのも原因の1つ
1階のエアコンが8畳用とパワーが小さいのも原因の1つ
いろいろと予想外のことが分かり勉強になります。
現在、空気の循環を促すために
下図のBポイントに、サーキュレーターを設置して、
積極的に簀の子の隙間から2階の冷風を落としてます(^^;)
かつ・・1階のA部分に階段室から吹き上げるようにサーキュレーターを運転してます(^^;)
循環はうまくいってます!
結論として、吹き抜けがあるプランの場合、
シーリングファンはあった方が良いようなきがしました。
下の写真であれば 赤丸部分です!
次回は、湿度やロフトの温湿度などをレポートします(^^)
あと、気になる電気代も!
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第63話:ランドリー室の「工夫」と「実験」
今回はランドリー室をご紹介いたします。
ランドリー室は約4畳になります。
横幅を1820(1間)でなく2mにした理由は2つです。
①:洗濯もの干しバーを3列配置して、少しゆとりが取れるかなぁ
②:タンス家具を置く予定で歩行スペースをゆとり取らせるためです。
まず、リビング側からランドリー室に入った正面を洗濯機でなく、
かみさんのアイデアで植物にしてみました(^^)。
本来は作業スペースなのですが、長く住んでいると・・
この植物があるおかげでランドリー室がワンランク上がったような気がします(^^;)
物干しバー3列で、その間を横歩き出来ますが、壁芯々1820でもいいかもしれません。
あまり活躍のチャンスが無いアイロン台。
でも一時的に洗濯物を置くには便利です!
50角の白タイルを基調にしております。
縦断面図ですが、ここからいろいろ実験をご説明いたします。
脱衣室とランドリー室は上の壁が抜けてます(上図 赤丸部分)。
UBの水蒸気が脱衣室にこもらないようする目的です。
右側の引き戸は天井までの高さがあり、こちらもリビングに開放されます。
乾燥感のない家づくりの1つの工夫です!。
UBを開放すると大量の水蒸気が出てきますので、脱衣室とランドリー室の天井はモイスにしております。
塗り壁の3倍くらい水蒸気をため込む力があります(^^)b
********
ここからサッシ実験をしております。
脱衣室・ランドリー室は冬の夜間湿度・・70%を超えてきます。
そこで懸念されるサッシ枠の結露がどれくらい踏ん張れるか・・の比較実験です。
下図の「赤丸サッシ」と「青丸サッシ」 は見た目は同じですが、枠の細工が違います。
赤丸サッシ拡大写真
青丸サッシ拡大写真
写真で見ても、どこがポイントかよくわかりませんが・・
フラッシュをたいて、隅の方を見てみますと・・
「赤丸サッシ」は70%超の湿度でも、結露が多くなく壁の汚れがギリギリセーフです。
いっぽう、「青丸サッシ」は湿度70%超では堪え切れず、
冬の間ちょこちょこ結露してサッシ付け根で汚れてしまっています。
普通の居室では、乾燥感の無い住環境でも、サッシ枠で結露をほぼさせない技術まで到達しておりますが、
過酷な湿度環境では、普通のサッシでは限界があるなぁ・・という比較結果になりました。
これから生かしていきたいです!
床は、無垢フロアでないですが、生活してみてコルクにしてて良かったと感じてます。
水滴が落ちても気になりません!
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第62話:意外と絶賛されたキッチン背面収納
ー細かい寸法の妙―
今回は現場で考えながら造作した収納ですが、結果的にお客様に評判のいい収納をご紹介いたします。
図面で見ると、下図のオレンジ色の部分になります。
立面で見ても「なにが絶妙なのか」分かりません(^^;)
でも、意外と優れものです。
実は・・よく見ると収納が壁に食い込んでいるのです。
断熱を「充填断熱」+「付加断熱」にしているので、
部分的に壁の中の断熱を抜いても、大きな影響がないのです。
それでは、壁の中に食い込ませた収納はどこが「絶妙」なのでしょうか。
断面図で描くとこうなります。
仮定1:もし一般的な吊戸棚のように、高さ1.8mより上に収納があるとどうなるでしょう(下図の右)
〇 ちょっと高過ぎて頻繁に使いづらい寸法ですね・・
仮定2:そのまま設置高さを下げるとどうなるでしょうか(上図の左)。
〇 扉を開けると顔の付近まで出てくるので毎回1歩、後ろに下がる必要が出てきます。
〇 家電の蒸気などが吊戸棚の下面にあたるため、収納の痛みが早くなりそうです。
※ そこで、わずか壁1つ分ですが収納を壁の中に食い込ませると(下図 左)、
なんと!
① 扉を開けても後ずさりしなくて良い!
② 家電の湯気も気にならない
③ 皿を頻繁に取り出しやすくなる
④ 明り取り窓は 収納の上部に横長サッシで十分に採光を取れる
など、いろんな面でかなり使いやすくなりました!
この収納は、我が家では一番開閉の多い収納だと思います。
現場の思い付きで作ったため、柱型など出っ張りが見えます(^^;)
本当に湯気は気になりません!
細かい寸法で、使いやすい使いにくいが生まれるものだと、勉強になった優秀な収納でした(^^)b
この後、多くの現場でご採用いただいております!
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第61話:リビング収納②
ー浅くてもいい。収納面積を確保しましょう―
今回は前回に引き続きリビング収納の工夫をご説明いたします。
リビングには外見からは想像できない浅い収納があります。
扉を開けると・・
浅いです(^^;)。
上の方は持て余しております。
奥行の目安はティッシュBOXを縦置き出来る寸法です。
使ってみると、結構使いやすいです。
A4も入るので、本棚にもなりますし、
たっぷり入るのにスペースをあまり取らない!。
これは正解でした(^^)b
図面検討する中で、
片側から奥行60㎝(下図面582mm部分)近い収納でもよかったのですが・・
2つに分ければ、収納量倍になるなぁ・・と思い図面調整しました。
たったこんなことで、実に収納量は本当に倍です!
キッチンカウンターの下も収納が広くありますが・・
これもまた・・CD1枚分の深さなので、かなり浅いです。
結構入って、持て余してます(^^;)。
使ってみて一番便利な寸法は、ティッシュBOX1個分の奥行だと感じております。
廊下のスペースをそんなにいじめない。
部屋のスペースもそんなにいじめない。
みなさんも、浅い収納を取り入れてみてはいかがでしょうか!
次回は、実験ハウスで一番褒められる収納をご説明いたします(^^)b
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第60話:リビング収納①
実験ハウスでは、毎月見学会を開催するため
生活感の無い雰囲気を出そうと収納の工夫をしています。
「微妙な寸法の効果」と合わせて、数回に分けてご紹介いたします。
今回は「ファミリクローク」と「階段下を利用したテレビ背面収納」です。
ここで微妙な寸法調整の効果を知っていただくために、
『モジュール』ということについてご説明いたします。
よく・・「メーターモジュール」とか「尺モジュール」
という言葉を耳にすると思います。
「メーターモジュール」とは、壁を1m間隔で設計することです。
「尺モジュール」とは、全ての部屋を91㎝間隔で設計することです。
モジュールを守ると「施工スピードが速く」なり、現場としては工事しやすいという
作り手側のメリットがありますし、
モジュールを縛ることで「コストダウン」ということも考えられます。
ただ、部分的にモジュールを崩すことで「使いやすくなるスペース」もあります。
例えば、実験ハウスファミリークロークを
『尺モジュール』で設計すると下図のようになります。
ここで次のような目的でモジュールを崩してみます。
① トイレは奥行き1820㎜無くても全く問題ない。
② トイレの横幅1mあったほうがゆとりがある。1.2mくらいまでセーフかな
③ファミリークロークの横幅は、できれば2mくらいあると中央にゆとりが出来る
そうやって微妙な寸法を調整すると下図のようになります。
比較するとお分かりになるかもしれませんが、ちょっとした寸法で実はゆとり感は違います。
もちろん隣のスペースに影響するため、
いつでも調整可能というわけにはいきませんが
うまく出来れば寸法微調整でスペースを有効活用したいですね(^^)
1階にファミリークロークを持ってきた目的は
見学会前に、『一気に押し込める収納スペース』 としての性格と
『仕事から家に帰ったら、2階まで着替えに行かないなぁ』・・という
生活リズムを想像したためです。
扉を開けてみますと、
わずか2畳強ですが・・
パイプを2段にしたこともあり、かなり入ります!
中央のスペースも20㎝広くて、ゆとり感があります(^^)
続いて、階段下を利用した『テレビ台背面収納』です。
テレビ壁の後ろ側は、下図の点線のように階段が隠れているのです。
その階段下を利用して、DVDやゲームソフトなど
小物類を一気に隠す浅い棚を設置しているのです(^^)
写真右側のくぐり開口から入ってみましょう。
間接照明で演出しているため・・
まさか物置スペースとは思えません(^^;)
・・が・・
裏側にまわると・・けっこうな配線量です(--;)
DVDやゲームソフトは思ったより少なく、
棚スペースは余ってますが、モデム関係をまとめたり、
見学会の時に小物を隠すスペースとして
重宝しております(^^)b
一瞬で片づけて、
リビングをスッキリ見せるための
『収納の工夫』は
まだまだありますんで、次回は2回目として
収納の第2段をご紹介いたします!
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第59話:リビング その2
今回は写真を中心にリビングの「仕様」 と 気になる「コスト」 を ご説明していきましょう(^^;)。
コストです コスト・・ う~気になるう~・・
今回はいきなり雰囲気を変えて夜の写真から入りましょう(^^)
真夜中に外から見るとこんな雰囲気です!
大まかな仕様は
床:イングリッシュオーク 壁:珪藻土 天井:しっくいクロス(シャノン)
天井の『漆喰クロス』は、光沢のないマットな白にしたかったので、
本当の漆喰をシート状にしたものを使いました。
床をイングリッシュオークにした理由は、
LDKを広く設計したので幅広い無垢フロアがいいなぁ・・という理由です。
150㎜幅のイングリッシュオーク!。でも価格も高いです(><)。
仕入れ価格で 40,000円/坪くらいします。
一般的な無垢フローリング 幅100㎜前後が 仕入れ価格で17,000~18,000円と考えますと、ざっくり2.5倍です(@@;)
でも・・それなりにいい味を出してくれます(^^)b
(イングリッシュオークフロア)
せっかく高価なフローリングですので、あとで痩せて泣かないよう注意点をご説明します。
壁は珪藻土です。
メーカーは、あとぴっこハウスさん。
最近1回塗りタイプも出てますが、ここはコストを我慢して2回塗りタイプでしました。
クロスが約1000円/㎡(原価)としますと、塗り壁は3,500円~4,000円/㎡(原価)です。
(壁は珪藻土 模様も自由です)
南面の木製サッシですが・・
山形県アルスさんの高性能木製サッシを採用しました。
2間幅×H2100 で1窓 おおよそ75万円仕入れです(@@;)
ですので、この写真の部分だけで 原価で150万円です。ひえええええええ・・
実は当初、樹脂サッシで計画していました(コストの関係で)。
でも、樹脂サッシだと2間幅で、サッシが4つ割りになってしまうということなのです。
写真にしてみますと・・
こんな感じになることが分かってしまい・・
この風景の『細切れ感』は無いだろう・・と苦慮した結果・・
清水の舞台から飛び降りる覚悟で木製サッシを採用しました(><)
でも・・結果は満足です!後悔しなくてよかった・・と思っております(^^)b
わんチャン(コロ)スペース と キッチンの床 は タイルを採用しました。
コロのおしっこ と 調理の油跳ね が心配されたためです。
柴犬は 風の音や 雷 地震 に ビビってしまい、
すぐにお漏らしをするのでタイルにして良かったです(^^)b
扉や化粧面には、
木製サッシがピーラー材でしたので、
それに合わせてピーラーの柾目で揃えました。
内部仕様にそれなりにコストを掛けてしまうと・・
家具もどうしても少し有名なものになってしまいます(--;。
特に 展示場という性格もあるため、それなりの家具にしておきなさい・・という知人のアドバイスもあり、
ダイニング照明は『ルイスポールセン』
テーブルとベンチ は『JP-STYLE』さん
その奥にチラッと見える椅子は『オークのYチェア』です。
この写真の部分だけでそれなりのコストです(調べてみてください)。
** 実験ハウスで、わざと過乾燥になる実験をしました **
わざわざ除湿器を4台も使って、がんがん除湿(アホな実験です)!。
ようやく湿度が30%を切り始めて、唇が割れたり、喉の渇きを感じたり・・と過乾燥を体感し始めたころ・・
なんと・・
無垢フローリングの過度な痩せを発見(@@;)
いままでビッチビッチ隙間なく、ついていたので注意していませんでした(><)
ヤバいと思い、急きょ「過乾燥実験を中止(><)」
今でも戻ってません(--;)。
梅雨時期に戻ることを期待して、来年は過乾燥実験は行いません。
やはり湿度は大切です。トホホ・・(ToT)