私は、高校3年の大学受験の頃から、「流れに従って生きる」という感覚を身につけるようになり・・その信念で生きてきました。
高校3年のとき、
「大学に進学する」・・というだけで、それ以外の明確な目標のないまま、日々「受験勉強」・・に時間を費やしていました。
多分、休みの日は1日12~13時間、起きてから寝るまで勉強していたと思います。
しかし、あまりの猛勉強のため・・疲れはててしまい・・受験間近だったのですが、1週間ほど一切の勉強をやめて、外で星ばっかり見て考えていました・・。
「何のために勉強しているんだろうか」・・
「何のために大学に進むんだろうか」・・
「将来、何をやりたいんだろうか」・・
答えが出るまで、勉強がする気持ちにならなくなりました。
毎晩、星を見ながら問答をしていましたが、その時の心境としては、
「勉強しても目標がないなら受験で失敗してもいいや」・・という感じでした。
そんな、こんな、問答をして約1週間・・、不思議と自分の気持ちの中で整理がついてきました。
しかも、その方向が、人生 納得いくなあ・・という確信めいたものも感じました。
結論としては、
「ものづくりが好きだったから建築をやろう」と
「漫画も好きだから漫画家になろう」の2本立てでした。
これ以外は頭から消えて、遅れを取り戻すように勉強に集中しました。
目標を持った時の集中力の差は、格段に違うものだ・・という感覚は今でも覚えております。
家が貧乏なので、近距離・国立大学・建築学科・・というと東北大学しかなかったため、今まで以上に勉強したと記憶しています。
【共通一次試験】
共通一次試験(現在でいうセンター試験)の最後の年に私は大学受験をしました。
私はこの受験で科学系の試験4つの中から「物理」を選択して受験しましたが、あまりの難しすぎる問題に顔面蒼白・・(@@;)。
動揺を隠せず、共通一次で いきなり つまづいてしまいした・・( ̄O ̄;)。
合計点数も予想をはるかに下回ってしまい、大学選択を変更せざるをえない状況に陥ったのです。
東北大学の足きりラインに到達しなかったのです。
人生設計すら変わる状況に、しばし呆然・・
「困った・・将来、何になるために・・どこの大学を選択しようか」・・(;_;)
ところがどっこい、ありえない前代未聞のトラブルが発生。
① 科学4教科の問題難易度に、あまりにも差があるということで、お国から「点数調整」という前代未聞の「ありえない措置」が急浮上!。
② それに伴い、東北大学が「足きり」を行わないことを緊急発表!!(これも前例ナシ!)。
③ さらに、1次試験の点数は、2次試験の点数の比率にすると、ものすごく圧縮され(ほぼ0に近いくらい)、事実上 「2次試験のみ」の一発競争になりました。
これは超ラッキー!(俺にもまだまだ運はある。)
こんな、「ありえない出来事 3連発」のおかげさまで、何とか東北大学の工学部に滑り込むことができました。
この時点で学科は決まっていませんでした。
*【流れに従って生きる】は毎月1日に更新していきます*