【このレポートは、当社のホームページを見ていただいている全国のプロ向けの情報発信を主としております】
【一般の方にもお役にたてるレポートにしてあります】
最近、デザイナーズ系住宅デザインの流行から、超 緩勾配屋根のデザインが増えてきました。
しかし、ちょくちょく耳にするのが、軒先端からの雨水・雪解け水の浸入→染み込み→まわりこみです。
当社も一度、超~痛い目に会いました(--;。
ようやく、「緩勾配の軒先端で何が起きているのか」・・少しでも理解するため実験台を作って、いろいろと試してみました。
緩勾配のリスク、特に雪国での危険性について、レポートしてみたいと思います。
工務店さんが大きな被害に会わないよう(特に雪国で)
緩勾配のリスクをこの実験をもとにご理解いただき、設計事務所さんが無理なデザインを進めるときに、
この実験写真をお見せして、話し合って、屋根勾配について変更してもらうか・・
万が一のときに責任を負わないように、設計事務所さんに施工方法の指示をうけることをお勧めいたします。
実験は、1m角くらいの屋根下地模型を作り、
0勾配(水平)~ 1/100ずつ 勾配をつけていき、 軒先端の水の切れ方を 観察するものです。
(こんな実験をする人・・意外と、日本でいないかもしれません・・。)
【 実験①: 0勾配 】
じょうろで雨みたいに、じぇじぇじぇ・・・
じょじょじょ・・だった・・。
当たり前ですが・・たまった水は、流れる様子はなく・・
こぼれる・・という印象です(^^;)。
アスファルトルーフィングは、粘着つきのものを使って試験台を作りました。
続きは・・長くなるので・・徐々に公開していきます(^^)