冬期間の基礎施工において、気温の影響を避けるためいろいろな養生方法があります。
どんな方法が良いのかはわかりませんが、
当社では「断熱養生」という方法を取っております。
ネット情報だと「コンクリートは5日間ほど2度以上を保つように」・・とありますので、「外気温が氷点下になる日」 が・・断熱養生するかどうかの判断になりそうです。
コンクリート自体、発熱してますので、ブルーシートで覆っただけでも、意外と2度以下にはなりづらいものですが・・。
断熱養生とは写真でみると上のような作業風景に見えます。
ただ、図にしてみますと、心配な点も出てきます。
心配な点は下記のようなところでしょうか・・。
心配なポイント① 鉄筋の立ち上がり周りは、絶対に断熱材で覆われないのです(図C部分)。
心配なポイント② 現場作業なので、断熱材と断熱材の隙間も多少あります。
上図 と 下の測定グラフで
A:50㎜断熱材の下の温度
B:30㎜断熱材の下の温度
C:断熱材がどうしても覆われない鉄筋の付け根温度
です。
測定結果は下記のとおりです。
外気温が-5度にもなる真冬ですが、
A・Bはもちろん Cも高い温度をキープいたします。
最近は現場の作業性を考慮して25㎜厚を採用してますが、
仙台での現場の測定結果を見ますと、1週間経ってようやく10度前後まで下がる程度です。
春や秋にコンクリートを打設するのとほとんど変わりません。
冬になかなか工事ができない雪国で家づくりをやってますので、こういう根拠をもとに冬でも工事は出来ております(^^)
皆様のご参考になれば幸いです!
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