先月末に建材屋さんとTOTOさんのご厚意により、TOTOの工場視察に行くことができました。
今回はちょっとだけ報告がてら、ご紹介です。
来年に創立100周年を迎えるTOTOさん。
北九州市北区にある小倉工場の敷地内に、昨年TOTOミュージアムがオープンしました。
今回の視察では、小倉工場の一部とTOTOミュージアムを案内していただきました。
まずは小倉工場です。
こちらは衛生機器(おもに小便器や大便器)を製造している棟を見学しました。
「へぇ~!」と思わず声が出てしまうようなことをいくつかご紹介します!
①成形⇒焼成⇒製品までの工程で、製品が13%も収縮するため、逆算して成形をしている。
※13%って少なく感じますが、焼成前と後ではかなり大きさが違いました。収縮後を計算して成形するってすごい!
②釉薬を塗布する作業は基本的には機械作業だが、複雑な特注品などは今でも手作業。
※塗布作業中の様子を見学できました。便器の内部配管まで均一に塗布されるよう、職人技が光ります。
③焼成は100m超のオーブンで約24時間かけて行われる。メンテの際は人が入れる温度に下がるまで3日程待つ。そして再稼働させて温度を戻すまでにまた3日程かかる。
不良品の便器にある不良点を見つけるコーナーがありました。なかなか見つけられる人は少ないそうです。
同行した建材屋さんが見つけていました!
次はTOTOミュージアム。
来年創立100周年を迎えるために、記念事業の一環として昨年建設されました。
建物は大きな"しずく"をイメージしているため、楕円形のような形でした。
TOTOの歴史や歴代の衛生機器など、たくさんの展示物があり、見ごたえ十分!
撮影OKの展示物をいくつかご紹介します。
まずは国内初の腰掛式水洗便器。
海外で見た腰壁便器を日本で作ろうと、試行錯誤した末に完成した品だそうです。
驚いたのは、和風便器よりも先だということ。
まだまだ下水道が普及していなかった日本では、売れなかったそうです・・・
次は衛生機器のミニチュア。
衛生機器がまだ知られていなかったため、営業マンがこれを持ち歩いてお客様に説明したそうです。
最後はトイレバイク。
バイオ燃料で動くそうです。
用は足せません(^^;
☆おまけ☆
会社のお土産にこんな物を