ヨーロッパ研修の初日はドイツ南部に位置する、フライブルクに行きました。
木造住宅の主な材料の木材が供給されるまでの工程を学びました。
はじめに小さな村の製材所に訪れました。
一般的な製材所は丸太を運んできて製材しますが、
丸太を運搬するのは広い道路が必要などインフラの整備が必要だそうです。
そのため、ここでは製材機を様々な地域に運んで製材を行うという方法を10年以上前から行っています。
兄弟二人で営んでおり、効率化だけを重視するのではなく、
その土地の風土やライフスタイルに合ったやり方があるのだと感じました。
次に、木を育てる森を向かいました。
樹齢100年以上の木々がまっすぐに育っています。
植林を行っている森では樹齢ごとにまとまっていますが、
この森では天然更新という方法を取っています。
植林をせずに、新しい木が育っていました。
これまで建築をつくる前の段階にはほとんど興味を持てていませんでしたが、
材料の質や供給方法などが改善されれば、結果的に住宅を建てる際にコストダウンなど関係してくることに気付けました。