少し前に東京へ行った際、ちょっとした空き時間がありましたので【建築模型展ー文化と思考の変遷‐】というものを発見して立ち寄ってみました。
天王州にある"WHAT MUSEAM"という所で開催されており、外観からも興味をそそられました。
中に入ってみると、古代から現代までの様々な形の模型が展示されていました。
この建築模型展は、
『建築模型そのものに着目し、古代から現代までを総覧することで歴史的な文脈の中で模型がどのような役割を果たしてきたのかを考察し、その意義に迫る』
という目的で開催されているものでした。
私はもともと模型には興味関心があったものの、今まで住宅の模型にしか触れる機会はなく、模型の役割と言ったらイメージを膨らませるツールというイメージしか持っていませんでした。
しかし、建築において模型は、古くからの先例や手本の蓄積であったり、建築文化を伝達する媒体としての役割も担うことがわかりました。
現代では試行のツールとしてはもちろん、材料や技術の変化とともに模型の表現の多様化が図られ、建築模型そのものの在り方も変化しているんだなと感じました。
一口に模型と言っても、表現する材料や方法が様々で、初めて目にする形もあって、どうなっているんだろう...と思わず中を覗き込みながら見て回りました。
また壁面には、所どころ文字が書かれてありました。
その言葉ひとつひとつも作品の一部として空間に飾られてあるように見えてきて、おもしろいなあと思いました。
おまけに2階へ上ってみると絵画の展示もしていました。
こちらも様々な画法で描かれた作品が並んでいて見応えがありました。
ふらっと立ち寄った場所だったけど、初めて触れるものが多くて自分にとってとても新鮮でした。また色々発見の旅ができたらいいなと思います。