江戸東京たてもの園には「前川國男邸」の他にも様々な時代の建物を見ることが出来ます。
茅葺屋根の農家などは、もちろん雨樋が付いていません。
そのため、雨が落ちる部分は土ではなく砂利を敷くことで、雨水の跳ね返りで外壁が汚れないようになっており、弊社でも同じ手法を取り入れることがあります。
先人の知恵は偉大ですね。
「小出邸」は伝統的な瓦屋根とヨーロッパの影響を受け水平に張り出した軒が融合したデザインとなっています。
内部は洋間と真壁和室の続き間が連続しており、どのような生活をしていたのか考えながら回りました。
「三井八郎右衛門邸」が内部まで見れた最後の建物です。
真壁和室に絨毯とテーブルセットを置いた客間。
軒先の荷重を減らすためか、軒部分は瓦屋根ではなく、スレートを使用していました。