先週末、人生初の青森県へ。
青森県三戸郡田子町。どうやら県境。
「創遊村」という所へ行ってきました。
茅葺屋根が5棟。あの中の1棟をこれから古民家鑑定士として鑑定実習を行います(^^)
ど・れ・に・し・よ・う・か・な(^^)
これに決めたっ(><)
ってもう決まっていたんですが(^^;)...。
こちらの家を鑑定します。
観光協会から引用します。
「・どんひゃら館(語り部の家)
創遊村でただ1棟ある約200年前の南部の曲がり家です。ここでは、昔の民具や農具を展示しており、まさに昔に返った心地にさせてくれます。」
とのこと。
外観は、曲り屋。室内に入ると昔は馬屋があったような部屋がありました(^^)
茅葺屋根。土壁塗りの外観。
この辺は、雪が多いとのことで土台、足固めの部分にはベニア板が斜めに張られ豪雪に対応しているようです。
雨樋はついていないので、屋根から落ちた雨を受けるように家の周りぐるっと浸透させるようになっていました。
こういうのも良いなぁ~と、暮らしの工夫が見れます(^^)
さてさて、鑑定。何十?何百?項目を家全体を見ながら鑑定。
まずは、外観の写真を撮りながら壁や屋根など痛んでいる所、具合を確認。
青森支部の方に見るポイントを教えていただきながら確認、確認。
目立つのは土壁の割れ。
そんな中、見つけましたよ(^^)
金輪継ぎ(^^)
もともとの柱の根元は腐れたのでしょう。
こちらへ移築の際に痛んだ所を取り除き、金輪継ぎでついだのかなぁ~?
南面の縁側
小屋組み下に曲がった梁の差し物。
家のアクセントにもなってる気がします(^^)
戸袋には豪華な装飾は見られませんでした。
室内。
こちらは馬屋部分。
農具などの展示がありました。
実家にもこれあったなぁ~。見たことあるなぁ~。ダッシュ村で使ってたなぁ~と思うような品々。
時間も限られているのでじっくりは見れませんでした(TT)
茅葺は扠首組により支えられています。
丸太をなわで縛り接合されていますね(^^)
これで何百年ももつ丈夫な小屋組みが作られています。
子供をつれてくれば、「まっくろくろすけでておいで」と言ってくれそうですね(^^)
こちらも天井は無し。小屋組みが見えます。
畳敷きではなく板間。
床板の幅が50cmほどもあるような板が張りこまれています(◎o◎)
古いテレビやタンスが置かれ、雰囲気がありますねぇ~。
そんなこんなで鑑定完了。
外部、内部、など要所で確認するポイントを教えてもらいながらの鑑定。
時間はかかりましたが、わかりやすく、あまり混乱することもなく鑑定実習を終えることが出来ました(^^)
家の大きさもそれほど大きくなく、平屋だったのも幸いしました(^^)
去年、岩手で実習した時は坪数も大きく2F建て。
はじめての鑑定実習で何からしたらよいのかわからず困ってしまいましたので...(--;)
他、茅葺4棟と体験?ができるような施設が2棟。
兜屋根っていうのかな?
鑑定場所となりの蕎麦屋さん。
今日はやってませんでした...。
その奥は...こんにゃく?
青森支部のみなさんありがとうございました(^^)
古民家鑑定士としてちょっとレベルアップした気分?
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