連休中、家族で遠野の「こども本の森」に行きました^^
私は小・中学時代、本が好きでいつも持ち歩いていました。今は古い建物が好きです。
そういう訳で「こども本の森」は夢のような空間で、朝の連続ドラマの「ちむどんどん」するという言葉が
ぴったりの建物でした!
(※ちむどんどん:沖縄方言で胸がわくわくする気持ち)
「こども本の森」は、世界的建築家の安藤忠雄さんが設計・建築し、遠野市に寄贈したそうです。
こども本の森 遠野は、大阪の中之島に次いで国内2か所目、今年春に神戸市にもオープンしました。
安藤忠雄さんの建築はコンクリート打ちっ放しの建物の印象が強いですが、民話の里・遠野の古民家を改築した
ほっとするような雰囲気はとても親しみ深く、遠野らしいなあと思いました。
以下、安藤忠雄さんからのメッセージを抜粋
「読書を通して得られる知識や体験はスマートフォンで得る情報とは比べものにならないくらいの価値があります。」「日本文学の原点である遠野の郷に、子どもたちがしっかりと本を読むことの出来る場をつくりたい。という思いから、この計画はスタートしました。」「子どもたちには、古い民家を再生したこの『こども本の森 遠野』で、たくさんの本を読みながら、過去を学び、今を考え、未来を想像して欲しいと思います。」
この言葉の通り、本の森には様々なテーマの本棚があり、子どもたちだけではなく大人でも必ず何かを発見出来
るに違いないと思いました。今回は建物を見に来ましたが、今度またゆっくり過ごしに来たいです^^
「5歳の子どもにできそうでできないアート」など気になるタイトルの本多数!(@_@。
大船渡の現場の帰り道。
4年程前にも一度見学したことがありますが、2度目の気仙大工左官伝承館を見学に行ってみました。
さて気仙大工とは...
観光物産協会HPからの引用ですが、
「気仙大工は、陸前高田市小友町が発祥の地といわれる気仙地方の大工の集団です。
その足跡は江戸時代にまでさかのぼり、農民が生活を支えるために建設関係の仕事に従事し、
次第に独自の技能集団が形成されました。
家大工でありながら神社仏閣の建設も手がけ、更には建具や彫刻までもこなす技量を持ち合わせ、
全国的にもその技術力は高い評価を得ています。」
外観
屋根は茅葺屋根。
分厚い断熱材で覆われています(⌒∇⌒)
深い軒、屋根を支える丈夫なせがい造り。
一本一本斜めに加工した押縁。細かな作業ですね(^^)
なんだろう。見ているだけで楽しい。
以前見学した時のブログとは違う写真で。
囲炉裏で燻された面の建具。
良い色合いですね(^^)
上の建具写真の裏側。
もともとはこの色合いだったのかな?
縁側から。
昼過ぎの強い日差し。
縁側の日陰は涼しい。
ずっとここでゴロゴロしてたい。そんな気分になりますね(⌒∇⌒)
続く
見学したこの日、外気温は30℃前後。
室内に入るとひんやり涼しい。厚いカヤと土壁の効果でしょうか(^^)
薄暗い室内。見上げれば250年前の大工さんの腕が光る架構が見えます(^^)
木と土とカヤ。目に見えるものすべてが自然のもの。
囲炉裏は2部屋にありました。
黒光りした床板は木造の小学校に通っていた小学生の頃、毎日雑巾がけをしていたのを思い出しました(^^)
障子の板部分とのバランスが良いなと寸法取ってみたりもする(^^)
夕方伺ってちょっとの時間の見学でしたので今度またゆっくり行ってみよう(^^)
某日、宮守での打ち合わせの帰り道。
現場に通いながら気になっていた「旧小原家住宅」という看板。
少し時間があったのでお邪魔してみました(^^)
はっきりとした建設時期はわかっていないとのことですが、18世紀中ごろに建設。
こちらの場所へは移築してきたとのことですが、建設から250年以上は経過していることになります(><)
昭和44年重要文化財に指定。桁行8間×梁間5間半に馬屋がついた作り。
外観。
主家に馬小屋がとりついた曲屋です。
茅葺の大きな屋根。どっしりとしたその外観は安心感を覚えますね(^^)
断熱材は、厚さが大事。当社代表が常々言っていること。
先人は既に知っていた。
このカヤの厚さがあるからこそ、夏の強い日差し、熱が室内に伝わらず涼しい室内になる。
現代の高断熱住宅と一緒ですね(^^)
今回は外観。
次回は室内を見学してみましょう(^^)
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