住宅をメインに設計されている建築家の中で、
特に好きな横内敏人さんの作品集を2年近く探し続けて、
ようやく揃えることが出来ました。
左側2冊は現在も販売されているのですが、右側2冊は絶版本のため、
amazonや楽天、ヤフオク、メルカリなどで出品されていないか探し続け、
東京の古本屋で売られているのを見つけて、即買ってしまいました。
手書きの図面集やスケッチ、完成写真などがたくさん載っており、参考にしています。
パナソニックの今年の新製品で、「壁掛けタイプ(ダクトレス換気)」の熱交換気扇が登場しました。
パナソニックさんが来社し説明会をしてくれました。
本体そのものが熱交換気扇ということを考えると、コンパクトでスタイリッシュです!
(カラーは、ホワイト or 濃いめグレーの2色)
音も、最初話している時には既に運転していることに気が付かない程の静音でした。
いつも採用している24時間熱交換換気システムは、温度交換効率95%(業界トップクラスの高効率)の湿度も保つ換気システムで、大きめの本体を脱衣室などの天井裏に設置し、そこから50φのダクトで各部屋へ配管し全館換気をします。そのため天井裏にある程度の空間を設ける必要があり、外観上建物の高さを抑えたい時や天井の高さを上げたいといった時には配管経路にかなり注意考慮が必要です。
天井裏の配管経路を気にしない、自由度が高いという点と、今使っている換気システムより若干コストが抑えられる点が良いと思いました。
↓こちら本体の、ストロー状のミルフィーユのように交錯している部分(熱交換素子)で、排気の際に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻すという熱交換をします。換気による熱ロスが少ないため空調負荷を軽減でき、冷暖房費を抑えられます。
以前秋田県の構造見学会に参加したのですが、新住協の秋田支部が企画した完成見学会に参加しました。
現場見学の前に近くの交流館で、プロジェクトの趣旨や3棟の概要について説明がありました。
前回よりも参加人数が多く、70人以上が参加しました。
上から、西方設計、もるくす、やまと建築事務所(リノベーション)が設計した物件です。
この土地に流れていた堰を融雪溝として利用するランドスケープも勉強になりました。
家具やパーテンションで仕切った、ワンルームの計画でした。
西方さんにも顔を覚えていただけて、様々なお話を伺うことが出来て嬉しかったです。
東西の風の抜けが計画された風除室や20坪と思わせない設計を体感できました。
建売のため、住まい手によっての変化を許容できる空間づくりになっていました。
最後に小田原の「小田原文化財団 江之浦測候所」に行きました。
現代美術作家の杉本博司が設計した建築群とランドスケープです。
石の種類と量、使い方、景色の切り取り方など、最初から圧倒されっぱなしでした。
4/30(日)に行われた『三陸花火大会』にはじめて行ってきました!
大きい花火大会を見ることはなかなかないので今回は席を購入して参戦!!
もう席を購入してよかったと思えるほどの迫力と演出でした(*´▽`*)
最高です!!!!
年に2回、春と秋にやっているそうです
江戸東京たてもの園の後は宿泊するホテルに向かいました。
ホテルは「池原靖史建築設計事務所 + 生沼広之建築設計事務所」が設計した「鎌倉青山」に宿泊しました。
2・3階の外周部にはロープが張られグリーンカーテンが設けられていたり、緑豊かな自然に囲まれたホテルになっています。
1階のピロティ空間はテーブルとイスが置かれ、朝食をとっている方もいました。
ピロティを抜けると、レストランがあります。
宿泊すると缶ジュース1本か日本酒1杯無料券をもらえたので、日本酒を頂きました。
ビジネスホテルは中廊下型が多いので、廊下は暗いことが多いのですが、
客室側には中庭が設けられており、廊下にも光が入ってきました。
住宅で南北に長い敷地でも1.5~2坪程度の中庭を設ければ、北側まで採光が取れそうですね。
客室は照明の数や大きさなど参考になるポイントが多かったです。
寝室では枕元にカウンターを設けることが多いですが、窓側のカウンターの方が個人的には使いやすかったです。
本やスマホを取りやすかったり、パソコン作業も出来たりと汎用性は高そうです。
鏡を天井まで延ばすなど水回りもシンプルなデザインで、
洗面のコンセント位置なども正面壁よりも側面にあった方が使いやすいなど
本で読んだことを体感することが出来ました。
開口部には光だけを取り入れるためにすりガラスの建具と遮光のための建具が設けられており、
時間帯によって窓の建具の開閉をできるのも良かったです。
鴨居もL型アングルを使って、建具側に溝を掘るなどの納まりも勉強になりました。
様々な見学会などに参加して勉強になることも多いですが、実際に生活してみるとより多くの気づきがありました。
江戸東京たてもの園には「前川國男邸」の他にも様々な時代の建物を見ることが出来ます。
茅葺屋根の農家などは、もちろん雨樋が付いていません。
そのため、雨が落ちる部分は土ではなく砂利を敷くことで、雨水の跳ね返りで外壁が汚れないようになっており、弊社でも同じ手法を取り入れることがあります。
先人の知恵は偉大ですね。
「小出邸」は伝統的な瓦屋根とヨーロッパの影響を受け水平に張り出した軒が融合したデザインとなっています。
内部は洋間と真壁和室の続き間が連続しており、どのような生活をしていたのか考えながら回りました。
「三井八郎右衛門邸」が内部まで見れた最後の建物です。
真壁和室に絨毯とテーブルセットを置いた客間。
軒先の荷重を減らすためか、軒部分は瓦屋根ではなく、スレートを使用していました。
先日、東京・鎌倉・小田原に行ってきました。
東京では一度は訪れたいと思っていた、江戸東京たてもの園にある「前川國男邸」を見に行きました。
大きな切り妻屋根の和風デザインになっている住宅は、1942年に建てられ、1996年に再建されました。
吹抜けのリビングを中心に左右に水回りや寝室が設けられています。
リビングは吹抜けまで延びる大開口や南北に開口があり庭とつながっているため、より開放感を感じました。
1間幅の連続した開口を計画している物件があるので、納まりなども参考になりました。
寝室は窓の下に暖房機が設置され、天井近くには通風窓が設置されているなど、
意匠性だけではなく、熱環境も考えられていました。
収納の引き出しも半分空いていることで、中のものが確認でき、把手を付ける必要がなくなるので、
コストを抑えながらシンプルなデザインで勉強になりました。
キッチンへの建具は上部がアーチ状になっていたり、脇には配膳口が設けられていました。
対面式のキッチンでLDKを1ルームで設計することが多いですが、
汚くなりやすいキッチンは来客からは見えないようにするのも良さそうです。
酸化させた銅の水切りや雨樋、玄関のベンチ、大きな回転建具、雨戸の収納方法など参考になるものばかりで、
他の建物を見る時間が無くなってしまうほど、見入ってしまいました。
秋田県美郷町で進んでいる「六郷大町プロジェクト‐木粋‐」の構造見学会に参加して来ました。
新築の平屋2棟と改修が1棟の計3棟を一度に見学することができました。
企画・施工は小田島工務店がされており、設計は西方設計、もるくす設計舎、やまと建築事務所の三社がしています。
西方設計の住宅は南面のFIX+ドレーキップの大開口が印象的でした。
大開口を設ける場合の構造上の重要なポイントも教えていただきました。
もるくす建築舎は第3種換気を使用しており、住まい方と熱環境について改めて伺いました。
天井に近い位置に排煙窓や、西から風が吹くことが多いことを考慮した設計など、
気候・風土を考慮した設計を体感することが出来ました。
やまと建築事務所さんは改修の物件なのですが、改修前と比べると屋根形状も全く異なり、
3棟が並んだ際に景観にも配慮されたデザインになっていました。
今回の構造見学会には、大工さんや設計者、経営者など様々な立場の方が参加していました。
大工さんは納まりを気にしていたり、経営者はプロジェクトの資金面を気にしていたりと、
様々な角度での話を聞くことができて、勉強になりました。
先月、久しぶりに友達とプチ旅行してきました。
どこに行こうか...プチ旅行を計画しているときに近場でもよかったのですが、少し変わったところへ行ってみたくて、色々調べていくうちに見つけた山形のグランピング施設に一泊してきました。
施設名は「yamagata glam(ヤマガタグラム)」と言って、山形県村山市という所にあります。
ここは大自然に囲まれた山形県初のドーム型グランピング施設で、かわいくて快適なドームテントや広々とした温泉、山形のこだわりが詰まった食事、そして季節に合わせた様々なアクティビティが用意されています。
なんといっても魅力的なのがドームテントで、全8室ある中一つ一つのテントでテーマがあり、それに合わせて内装デザインが施されていました。
私たちが選んだ部屋は『sea』という部屋で、海をテーマにした部屋でした。冬なのに海だなんて全く季節感が無かったな...とも思いましたが、クラゲがたくさん浮かんでいるのが可愛くて、思わず惹かれて選びましたが大正解でした。
ご飯も、用意された料理や食材などを自分たちでテントの隣にある小屋で調理して食べるのですが、どれもおいしいものばかりでびっくりでした。最初はどうなんだろう...と微妙に思っていた「レモン鍋」が一番おいしくて、個人的には毎年冬に食べたいな~と思えるくらいでした(笑)
夜はテントの中で、無料貸し出しされているボードゲームで盛り上がったり、オプションで付けられるプロジェクターでアニメや映画、YouTubeなどを観て楽しく過ごしました。
今回は『sea』の部屋にしてみましたが、ほかの部屋の内装も楽しんでみたいと思えたのでまた機会があれば行ってみようと思います。
グランピングはキャンプとは違って手ぶらで行けるのでおすすめです!アウトドアが好きな方はぜひぜひ~★