
11/22~11/24に神戸・京都に行ってきました。
初日は神戸空港に降り立ち北野異人館に向かいました。
コロナの影響や時間帯もあり今回は5か所見てきました!
●風見鶏の館(旧トーマス住宅)
ドイツの貿易商ゴットフリート・トーマス氏の自邸として建てられた建築物
●萌黄の館
アメリカ総領事ハンターシャープ氏の自邸として建てられた建築物
2館セットでチケット販売しており、国指定重要文化財として登録されいます。
国内にいながら海外に来たかのような内観がとても素敵でした!
神戸北野異人館街公式サイト ~神戸の異国情緒を異人館から~ (kobeijinkan.com)
●英国館・洋館長屋・ベンの家
英国館はシャーロック・ホームズの部屋が展示されており、ホームズの格好をして中を見学できる館になっていました。
私は帽子だけ拝借しホームズ気分で館内を見学しました!
洋館長屋はアパートとして使われたいました。
ファンタジーの世界に入り込んだような部屋が多かったです
ベンの家は剥製のコレクションが多く展示されています。
ただ剥製を展示しているのではなくアート性も含んでおりインスタ映えになりそうな空間がいくつもありました。
思えばあっという間に時間が過ぎてしまいました。
また来る機会があればほかにもまだまだ見れるところがあったのでそこにも行ってみたいなと思いました!!
先日結婚記念日を迎えました。
今回のブログは指輪について書こうと思います!
私の指輪は婚約指輪、結婚指輪ともオーダーメイドで作ってもらいました。
普段は結婚指輪のみ付けていますが、2つが重なり合うようにデザインしてもらいました。
素敵な指輪を作ってもらうためにも下調べは入念にしました。
いろいろ調べていくと私の誕生花はブライダルベールという
白い小さな花びらがついたかわいらしい花でした。
自分の誕生日がブライダルと繋がるとは思っておらず驚きました。
「指輪のデザインはこれしかない!」
とドキドキとワクワクでいっぱいでした。
お店に行くといろんなお話を聞いてくださり、
アイディアを出してもらいながらデッサンしていただきました。
デッサンが出来上がると「世界でひとつだけの指輪」
という実感が出てきて完成が待ち遠しかったです。
その後完成した指輪はイメージ通りのものでとても美しく、
職人さんの想いが込められた素敵な出来上がりに感動しました。
家づくりも指輪と同じ物づくりだと感じました。
お客様のご希望を図面に起こして、家という形にする。
これから家づくりを考える方は期待と同時に
「理想とする家を叶えられるのか...」などたくさんの不安を抱えていると思います。
お客様ひとりずつの想いに応えられるように、
住み始めてからも「この家を建ててよかった」と感動していただけるように、
些細なことでも耳を傾けてお客様の期待とこだわりを形にするお手伝いを
これからもしていこうと思います!
少し前に東京へ行った際、ちょっとした空き時間がありましたので【建築模型展ー文化と思考の変遷‐】というものを発見して立ち寄ってみました。
天王州にある"WHAT MUSEAM"という所で開催されており、外観からも興味をそそられました。
中に入ってみると、古代から現代までの様々な形の模型が展示されていました。
この建築模型展は、
『建築模型そのものに着目し、古代から現代までを総覧することで歴史的な文脈の中で模型がどのような役割を果たしてきたのかを考察し、その意義に迫る』
という目的で開催されているものでした。
私はもともと模型には興味関心があったものの、今まで住宅の模型にしか触れる機会はなく、模型の役割と言ったらイメージを膨らませるツールというイメージしか持っていませんでした。
しかし、建築において模型は、古くからの先例や手本の蓄積であったり、建築文化を伝達する媒体としての役割も担うことがわかりました。
現代では試行のツールとしてはもちろん、材料や技術の変化とともに模型の表現の多様化が図られ、建築模型そのものの在り方も変化しているんだなと感じました。
一口に模型と言っても、表現する材料や方法が様々で、初めて目にする形もあって、どうなっているんだろう...と思わず中を覗き込みながら見て回りました。
また壁面には、所どころ文字が書かれてありました。
その言葉ひとつひとつも作品の一部として空間に飾られてあるように見えてきて、おもしろいなあと思いました。
おまけに2階へ上ってみると絵画の展示もしていました。
こちらも様々な画法で描かれた作品が並んでいて見応えがありました。
ふらっと立ち寄った場所だったけど、初めて触れるものが多くて自分にとってとても新鮮でした。また色々発見の旅ができたらいいなと思います。
山形市では「山形ビエンナーレ」という2年に一度開催されている芸術祭を見てまわりました。
山形市内には五堰と呼ばれる農業用水路が流れており、そのうちの一つである「御殿堰」は市民の憩いの場として整備されています。
周辺はビルが立ち並ぶ中、突如現れるので自然と奥に足を運んでしまう魅力的な場所です。
山形に来ると毎回訪れるのが、旧県庁舎の「文翔館」です。
作品は隣の旧県会議事堂に展示がされていました。
山形盆地が大昔は湖の下だったという歴史などを様々な解釈と表現がされていて、おもしろかったです。
街中では工事現場見かける仮囲いも作品になっていたり、社会実験として、車道と歩道の間にベンチなどを置いて、人が滞在できる場をつくる取り組みなどがされています。
山形市内はリノベーションが活発に行われており、移住者も多いみたいです。
芸工大の卒業生もコーヒースタンドをオープンさせたりと小さな変化が街中で起きているので、訪れるたびに新しい店舗などが出来ています。
そのコーヒースタンドの「Day&Coffee」でこだわりの一杯を味わってきました。
旧山形市立第一小学校をリノベーションし、9月からオープンした「Q1(キューイチ)」にも行きました。
旧校舎前には先ほどのコーヒースタンドの代表をしている追沼翼さんなどが学生時代にデザインした「山形ヤタイ」を使って屋台が立ち並んでいました。
1階はキレイに塗装されていましたが、2階以上は解体された状態が残されていました。
第一小学校に通っていた人や近隣に住まわれている方たちが、「ここが自分の教室だった」とか「取り壊されなくて良かった」などと話し声が聞こえてきました。
市内で最後に向かったのは、2000席規模の大ホールがある「やまぎん県民ホール」です。
ここ数年で山形、秋田、仙台では2000席規模の大ホールが建設・計画されていて、
山形は本間利雄設計事務所が手掛けており、大きな切妻屋根が特徴的です。
山形は伝統工芸として組子も有名で、エントランスの脇には様々な組子が仕上がっていました。
仙台市で活躍されている菊池佳晴さんの自邸を見学させてもらいました。
パッシブハウス協会が主催で見学会が開催され、セミナーでも様々な取り組みを紹介していただきました。
仙台ではプライバシーの問題が多いため、「閉じつつ開く」デザインをしているとの事で、
外からの視線はカットしながらも、1階は大きなガラス面を設け日射を取り込んでいました。
1階南面には外付けブラインドも取り付けられ、日射遮蔽の計画ももちろんされていたのですが、
ブラインドを隠す納まりなど、勉強になりました。
その他にも、窓を「景色」「通風」「出入り」と役割ごとに設けられたデザインや、
除湿型放射冷暖房1台で冷房をしていたり、給湯用の薪ストーブが設置されていたりと、
初めて拝見する機器もたくさんありました。
新住協でお世話になっている方々や、私の地元福島市でパッシブハウスを建てた工務店さんともお話しする機会があり、学びが多い見学会でした。
南陽市の次はさらに南下して米沢市に向かいました。私の地元福島県との県境に位置しています。
まずは山下設計による「市立米沢図書館 ナセBA」に行きました。
外部は地元の杉材を外断熱として使用し、コンクリート躯体を蓄熱材としているようなのですが、
木材の厚みが100㎜程度だったので、断熱効果があるのかは、いまいち分からなかったです。
残念ながら内部は撮影禁止でした。
ギャリースペースから階段を上って図書館に入るのですが、
階段の天井高さが抑えられている分、図書館の4層分の吹き抜け空間がより開放的に感じられました。
住宅でも最近は天井高さを抑えるご要望が多く感じますが、用途や空間の大きさにあった天井高さを探っていきたいです。
次に「伝国の杜(置賜文化ホール・米沢市上杉博物館)」に向かいました。
米沢市は江戸時代に上杉謙信の子孫が治めていたため、歴史ファンが多く訪れていました。
軒先の水平ラインがきれいな印象です。
エントランスには可動式の能舞台が設置してありました。学生時代に所属していた研究室で仮設能舞台を福島の設計事務所と一緒に計画するプロジェクトがあったことを思い出しました。
「伝国の杜」の隣には「上杉記念館 庭園(上杉伯爵邸)」があり、庭園は無料で見ることが出来ます。
庭園も良かったのですが、上杉伯爵邸の簾による日射遮蔽や中庭に魅力を感じてしまいました。
「上杉神社」は米沢城跡地にあり堀に囲まれています。
武将のコスプレをしたスタッフが歴史などについて説明してくれます。
山形は日本酒も有名なので、昔使われていた酒蔵「東光の酒蔵」を見学しました。
外国人も見学しており、たくさんの種類を試飲していて羨ましかったですね。
一番人気の日本酒だけ買って帰りました。
酒樽の蓋を再利用したテーブルや麹づくりをするための蔵、直径で6尺ある大きな酒樽などあり、
日本酒の作り方などを少し教えてもらいました。
蔵の中には乾湿計が設置されており、温湿度の調整が重要なんだろうと思いながら、
麹にとっての快適な環境は人とは異なるんだろうなと考えながら見て回りました。
酒蔵でも土間と中庭があり、風が抜けて中庭の効果を実感しました。
米沢市では最後に学生時代にお世話になった井上貴詞建築設計事務所の「李山の家」を見学させてもらいました。
写真を載せることは出来ないのが残念ですが、井上さんはこれまでに2軒の旅館をリノベーションをしており、
それぞれの土地に合った落ち着く空間づくりを体験することが出来ました。
意匠や性能はもちろん、建具にあえてソフトクローザーを付けないこだわりなど、細かい部分の配慮がとても勉強になりました。
先週の土日は久しぶりに晴れて気持ちいいお天気でした!
最近曇りや雨が続いて肌寒く感じておりましたが、お休みの日の昼間は気温が上がり汗ばむほどでした。
そんなとてもお天気のいい土曜日に家族で北上にあるみちのく民俗村へ行ってきました!
みちのく民俗村は展勝地の近くにあり、敷地面積は7ヘクタールととても広いです。
今回は閉園間近にお邪魔したため入口付近しか見れませんでしたが、
懐かしい風景が広がっていて娘と手を繋ぎながらタイムスリップした気分で楽しくお散歩しました!
【竪穴式住居(平安時代)】
東日本では平安時代終わりごろまで造られていたそうです。
中に入ると地面を掘りくぼめて床があり、その上に柱を立てて屋根をかけていました。
壁際には煮炊きするかまどがあり、当時の暮らしぶりがうかがえました。
部分的に板や敷物が敷かれていて、食事や睡眠をとるスペースとして使われていたのかなぁ
などと想像しながら見るのが楽しかったです。
【旧星川家住宅(幕末)】
旧星川家住宅があった紫波郡は、旧南部領の中でも特に曲り家が多い地域だったようです。
台所から馬屋(写真正面)の様子がよく見えるため、
南部曲り屋は馬の飼育に便利なつくりとなっているようです。
こちらは音声ガイドのボタンがあり、押すと地元の方言で説明を聞くことができます。
ところどころ分からない方言もありましたが、やはり方言の響きはあたたかみがありいいですね。
中に入ると囲炉裏があり、ここに家族が集まり煮炊きをしたり寒さをしのいでいたんだなぁと感じました。
また壁で部屋が区切られていますが、天井が張られていないため
とても高い天井で1つの空間として繋がっていました。
動物の鳴き声が聞こえる方へ行くとヤギが2匹いました!
撫でると気持ちよさそうに首を傾けていました。
民俗村に訪れたのは小学生以来でしたが、
歴史を感じる様々な造りの建物を見ることができてとても楽しめました!
昔の記憶ではガイドさんもついて説明を聞いて周れたと思うので、
再訪の際はガイドさん付きで郷土の歴史を深く知りたいと思いました!
入場無料で見学できるので、古民家などに興味がある方はぜひ訪問してみてくださいね^^
♪おまけ♪
先日、先輩と一緒に来年着工予定のお客様の土地を見に行ってきました。
現場は一関の町から外れたところにあり、目に映る風景が緑いっぱいでのどかだな~と心地よさを感じてきました。
現場では、
道路との高低差、何メートル幅の道路とどれくらい接しているのかを見たり、
敷地の目印となる境界標や金属鋲などの位置を確認したり、
工事用仮設電気を設置するときのために近くの電柱の情報を調べたり...などなどしてきました。
先輩から土地を見るときのポイントなどを教えて頂き、とても勉強になりました。
現場を見た後は市役所にも行ってきました。
家を建てるためには様々な確認事項や手続きがあるということも知ることができ、
自分にとって学びの多い、充実した一日になりました。
学んだことを生かして、日々成長していきたいなと改めて思いました。
2年に1回山形市で開催されている芸術祭「山形ビエンナーレ」や、 主に山形県でご活躍されている設計事務所のオープンハウスに参加させてもらいながら、山形県内の建築巡りをしてきました。
これまでも何度か山形に行っていますが、縦断は初めてしました。 初めに向かったのは、南陽市の高級旅館「山形座 瀧波」です。
オープンハウスを開催された設計事務所がリノベーションした旅館です。
1枚目の写真だけみると郊外にありそうですが、
県道102号線のすぐ横に建っています。すぐ近くには国道も通っています。
街の中心部に建っているので外部からの視線や各部屋のプライバシーなどが気になりそうですが、
塀や中庭が設けられ、配置が工夫されているため、プライバシーは確保しながらも外部とのつながりを感じられるようになっているようです。
一度は泊まってみたいですね。
次に向かったのは、木造コンサートホールで世界一席数が多いことなのでギネス記録を持っている「シェルターなんようホール」です。
市の芸術文化の向上や地域振興を図ることを目的に、芸術文化の創造拠点として設置されました。
エントランスを入ると大きな8本の柱と吹抜けが印象的な交流ラウンジがあります。
奥のホワイエから交流ラウンジを見た写真です。
左手には会議室やワークスペースが並び、右手にホワイエがあります。
ホワイエには工事中の写真や木造耐火認定を取得するための柱のモックアップなどが展示してあります。
柱は三重構造となっているようで、内部の「荷重支持部」は木材を使用し、中間部の「燃え止まり層」は石膏ボードを4枚重ね、「表面材」は木材などを巻いています。
中心部の石膏ボードは2枚でも大丈夫だったようなのですが、耐火試験を1回で合格する必要があったために、4枚重ねて3時間耐えられるように強化したそうです。
パネルなどを見ていると職員さんに「建築好きなの?」と声をかけてもらったのですが、これはチャンスだと思いました。
大ホールなどは基本的に一般公開していないので、受付でも見ることが出来ないと言われていたのですが、
岩手から来ていることなどを伝えると、少しだけ大ホールの中を見せてあげるよと言っていただけました。
防火認定を取得するために苦労した点やホール全体を一つの楽器として考えて設計されていることなど丁寧に教えて頂きました。
職員の方にはお忙しい中、時間をつくっていただいてありがたかったです。
ステージから見た写真です。宝塚なども公演が出来るようにステージ上のバトンなどが多く設置されているようです。
南陽市の最後に訪れたのが、「熊野神社(熊野大社)」です。
GoogleMapで立派な茅葺屋根だと思い行ったのですが、着いてみると違和感を感じました。
縁結びで有名な神社だったようで、周りの痛い視線をひしひしと感じながらもお参りをしてきました。
有名な神社に行くときは下調べが必要だと教訓を得ました。
破風部分も萱で葺くのは、山形県独自の建築様式で県内最古の茅葺屋根建築みたいです。
拝殿の裏にまわると風鈴と短冊のトンネルにミストの演出までされていました。
今回一泊二日で山形を回ったのですが、「自然風の気持ちよさ」と「場所に適した温湿度」を感じる場面が数多くありました。
熊野神社ではじめっとしているように感じたのですが、大木に囲まれているので日影ができ風も抜けるので、不快感はあまり感じることはなかったです。
住宅内でも一定の温湿度だけではなく、不快感を感じない範囲内で温湿度の起伏や自然風を上手く取り込めないかと考えていきたいです。