第3話:土地が呼んでいる? その①
土地の候補が現実味を帯びてきたことで、私たちは、本気でもう一つの候補地を打診してみようと決意しました。
雑木林を もし伐採すると・・その向こうは、運動公園・・
改めて見に行き、雑木林を伐採した場合のイメージをふくらませてみました。
ここも悪くないなぁ・・。
土地を切り売りしてくれるか・・造成費用にどれくらい掛かるか・・がポイント。
そもそも売ってくれるものなのかが一番のポイントで、地主さんとの相談に行くことにしました。
地主さんの住所は登記簿謄本で調べているので、1週間後・・早速、かみさんと2人でその住所のところに行ってみました。
相去町の小さな町の中に、その地主さんの住所があり、そのお宅に訪問。
私 「ごめんくださ~い。」
私 「こんにちはぁ・・〇〇さんのお宅はこちらでしょうか・・」
住人のかた 「え・・?違いますよ・・」
私 「あれ・・。ここの住所は□□番地ではないですか・・?」
住人の方 「そうですけど・・私たちの苗字は△△です」
私とかみさん「??・・・???・・・????」
登記簿謄本に載っている地主さんの住所に地主さんが居ない・・
こんなことってあるのだろうか・・
私とかみさんは、途方に暮れました。
その日は自宅に帰り・・「どういうこと?」・・「その400坪の土地には縁が無いのかな・・」 とまで感じるほどでした。
でも、登記簿に名前も載っているので、近所の人に聞いてみよう・・と思い、数日後、私は隣のお宅に訪問しました。
私 「〇〇さんという方、この辺に住んでいると思うのですが、住所は知っているのですがご存じありませんか・・?」
隣人のかた 「ああ・・〇〇さんなら10年以上前に引っ越したよ。 隣はその後 新しく住んでいる人だよ。」
私 「え!・・そうなんですか・・。どこに引っ越ししたかは分かりませんでしょうか?」
近所の方 「さあ・・町の方に家を建てて暮らしているような話も聞いたけど、詳しいことは分からないなぁ・・」
私 「そうですか・・ありがとうございます。」
なんと・・
どこかに家を新築して引っ越して、土地の登記簿の住所を修正していないことが分かりました。新しい住所が分からない以上、かなり八方塞です・・(><)。
やっぱり 縁がないような気がしてきました。
逆に、かみさんの誕生日に見つけたあの土地が呼んでいるのだろうか・・とも感じ始めました。
・・しかし、この迷走は、もっと衝撃的な話へと展開していきます・・。
つづく
【木の香の家 展示場 兼 実験住宅 物語は 5日 15日 25日 に何とか更新していきます。】