第26話:基礎工事中の慌ただしい変更
基礎が進行しているのと並行に新しいソーラー集熱の実験の打ち合わせが進んでいたため本当にギリギリでの基礎変更が多くありました(--;)。
① 排熱貫通孔の設置
基礎の立ち上がりをソーラー集熱の配管が通ることになったため、貫通するパイプを事前に設置することが必要になりました(下図の赤丸部分です)。
コンクリート工事の後に直径20㎝もの大きな孔を空けるのは非常に大変な作業になるので、断熱型枠を施工するギリギリの段階で貫通パイプの設置が行われました。
もし、下の写真のようにコンクリートを流し込んで固まった後ですと、ほぼアウトだったギリギリの変更でした(><)
次に玄関土間を挟んで東側の蓄熱層に温風を送るダクトも、
玄関土間のコンクリートを施工する前に設置しないと完全にアウトの工事でした(下図の青丸部分)。
断熱ダクトで巻いて、その後ここは砕石とコンクリートでかさ上げを行いました。
② 蓄熱層の施工
ソーラー集熱を蓄熱するため、「型枠ブロック」と呼ばれるものを設置することが決まりました。
その設置の様子が下の写真です。
蓄熱ブロック施工後、鎌田先生や他の研究者の方も確認に来ていただいて次の指示を受けました(^^)。
③ 融雪配管の施工
最後にウッドデッキにする予定だった部分をタイルテラスにして、かつ融雪実験の配管をするというまさに綱渡りのような変更工事でした(^^;)
どの作業もタイミングが悪ければ実験そのものがアウトになり兼ねない非常にヒヤヒヤの変更工事が続きました(><)
ギリギリで何とか進んでいることに、「いい流れなんだ」と
ポジティブに考えることで前に進んでいる印象でした(^^;)
基礎屋さんも「半分苦笑い」「半分ぼやき」のような感じで工事は何とか進んでいきました。
つづく
【木の香の家 展示場 兼 実験住宅 物語は 5日 15日 25日 に何とか更新していきます。】