第34話:壁パネル2階-空飛ぶ未確認飛行物体-
2階の壁パネルを設置する朝、現場には虹が掛かりました(^^)。
こんな些細なことでも気持ちを前向きにさせてくれます。
(今日も、なんとかうまく進みますように・・・)
2階の床合板を貼った状態で、壁パネルを待ちます。
しかし、ここでスタートから思わぬ問題が発生・・。
その日は、かなりの強風だったのです。
大げさに言えば、台風並みかもしれません(><)
壁パネルが糸の切れた凧のようにクレーンの吊った状態で踊り始めるのです。
バタバタ・・ぐるんぐるん・・・。
壁パネルが外れて飛んでいくのでは・・と思うほど、紙のように振れ踊るのです。
見ていて「危ない危ない!」と口にするほど、危険な感じがしました。
(危険すぎて写真を撮っている余裕がありませんでした (--;))
それでも何とか1つめの壁パネルを設置・・。
しかし、クレーンのWAGさんからも「ちょっとこの風では危ない。パネルが外れたら大変だ」という話がでて、しばし会議・・(> <)。
風が落ち着くのを待つかどうか・・。
しかし、風が強いままだったら、またしても観客の居る前でいきなりの作業中止...(--;)。
そんな中で、クレーンのWAGさんから提案が出ました。
「パネルを水平にして上げよう。風の抵抗が少ないはずだから。」
私「でも水平にしたら、どうやってパネルを設置するんですか?」
WAGさん「一度、2階の床の上に下して、そこでパネルを掴み直して起こせばいいさ」
議論した結果、一工程作業は増えますが、その方法で進めてみようとなりました。
パネルを水平にして吊り上げます。
まるでUFOのようです(^^;)
この案は素晴らしく、強風の中でもパネル運搬が危険と感じることは無くなりました!。
2階のパネルがどんどん組みあがっていきます。
現場とは、工場生産と違うトラブルがつきものです・・(--;)
そんなときでもみんなで知恵を出し合えば解決策が見つかるものだなぁ・・と改めて感じました。
木製サッシ付きのパネルもUFO化。
いったん2階の床の上に着地させます
次にパネル上部を掴みなおして
起こします。
そして、設置。
2階は風の影響以外では、1か所パネル現場調整があったくらいで、おおむねスムーズに進みました(^^)
2階部分の壁パネルは、午前中で終了しました!
午後から屋根組などの作業を行って、建て方としての骨格はほぼ見えました(^^)
次は、いよいよ屋根断熱と三位一体のソーラー設置に進みます!
つづく
【木の香の家 展示場 兼 実験住宅 物語は 5日 15日 25日 に何とか更新していきます。】