第37話:屋根工事 ソーラーMAX集熱ゾーン
ソーラー集熱において、36話でご説明したように、今回は「集熱用の通気層」と「屋根の水蒸気を抜く通気層」の2重通気層にしました。
そのため、ソーラー発電パネル裏面でのソーラー集熱は、本来の通気層に熱が奪われてしまいます。
(オレンジゾーンで温まった空気の熱が、水色ゾーンの通気層側に、1枚の屋根合板を挟んで熱が奪われる)
どれだけ奪われて、どれだけ温度が残るのかは測定してみないと何とも言えませんが、MAXソーラー集熱ゾーン③では、このままではまずいです。
そこで、いろいろ考えた結果、下図のように2つの通気層の間にネオマフォームを挟み込むことにしました。
「通気層」を一度掘り下げて迂回させ、その間にネオマフォームを挟む・・というひと工夫です。
こうすることで、「MAX集熱ゾーン」の熱は損なわれることなくチャンバーへ送り込まれるようになります。
図で描くのは簡単ですが、作業はひと手間もふた手間も掛かります(^^;)。
万が一雨水が侵入した場合も流れ落ちる勾配を確保しなければならないためです。
作業風景は次のような写真です。
ざっくり「ソーラー集熱」と言いましても、
細かいところでいろいろ神経を使う作業だなぁ・・と感じました(^^;)
何とか課題をクリアしていったのですが・・
現場施工中・・
今度はソーラー集熱ゾーン②で思わぬ問題が発生することになるのです(><)。
つづく