木の香の家 展示場 兼 実験住宅 建築物語 WEB見学会
【毎月15日更新】
- 乾燥ストレス・ゼロの家 -
第55話:「10月の温湿度」 と 「便利な軒下」
コンビニで「おでん」の売り上げが多いのは意外と10月・・
という話を聞いたことがあります(ホントなのかなぁ...)。
理由は、「急に寒くなるので暖かさが恋しくなる」・・という説みたいです(^^;)
そう言われると、10月に入って急激に外気温が下がりました。
岩手では暖房をスタートする時期になっております。
木の香の家の 事務所は ローコスト賃貸事務所であるため、
外気温によっては、事務所内の室温も寒くなり・・
やはり暖房をちょこちょこ動かし始めております(--;)
それと対比してみると、実験ハウスは暖房を点けないでまだまだいけるので、
やっぱり住宅性能って大切だなぁ・・と肌で感じます。
日中は「一般住宅の疑似体験」 → 朝と帰宅後は「高性能住宅の体感」 ・・・
その差が分かって、意外と面白いものですね(^^;)
【 温湿度環境レポート:実験ハウス10月の測定状況 】
10月に入ってからの実験ハウスの温度状況をグラフで示します。
黄色い実線が10℃ 赤い点線が20℃ ラインです。
この時期ですので、湿度の%は気にしなくていいです。
緑の外気温は10℃以下になる日も出てきました。
それでも実験ハウスは24℃前後をうろうろしてますので快適に暮らせております。
日射のある日は、暑くて窓を開けるときもあります。
10月14日の朝の温度も下の写真のように 外気温12.2℃ 室温24.4℃ でした。
日中の「陽射しの影響」は大きいです。
まさにパッシブソーラーハウスですね(^^)b
【 便利な軒下 】
今回は「広~い軒下」をご紹介いたします(^^)
昨今の家づくりから「軒下」が消えてきました。
「コストダウン」、「分譲地に建てる住宅の標準化」に伴って、
軒下が消えていっているのだと思います。
しかし、雪国では「本当に便利」であることは間違いないです。
実験ハウスでは、必要以上に軒下を計画しておりますが、
軒下の便利さを体感していただくには参考になると思います(^^)。
軒下を使ってみて・・「わずかな寸法の違い」で使い方は「大きく変るなぁ」...と感じます。
玄関付近は、自転車を置くつもりで壁芯々2275㎜取りました(図 右の方)。
これが芯々1820ですと、人が通るためには、自転車は通路に平行にしか置けないです。
実際、そうなりました。
ちなみに・・2275mm を 2730mm にしていたら、
自転車はもう少し角度を付けても数台置けたということになります(下の図 右の方)。
後の祭りですが・・2730にしておけば良かったかなぁ・・とも感じます(^^;)
2275で大きな不満はないですが...。
寸法って大事ですね!
自転車置き場のスペースは車庫が出来るまで、物置スペースに取られております(--;)
風除用のガラスも便利です。
ガラスのおかげで横殴りの雪でもまずまず気になりません。
東の出入り口に引き戸をつければ風も通らなくなるので、
雪が吹き込まないかもしれないです(あとで付けてみます)
特に深い意味は無いですが・・
土間と基礎を切り離して白い石を敷いてみました。
おしゃれに何か出来るかな・・と模索中です(^^)
車庫を隣接したあとに軒下が暗くなりそうだったので、
ガラス屋根を付けてみました。
これは、深いバルコニー屋根などでも 何度か採用しておりますので便利です!
地震のときの振れ止め耐力壁 兼 表札&ポスト用の ポーチ壁です(^^)
設備室にも耐力壁をひそかに設けてますので、地震でもガラスは割れない・・と信じてます(><)。
割れたらどうしよう・・(^^;)