木の香の家 展示場 兼 実験住宅 建築物語 WEB見学会
【毎月15日更新】
- 乾燥ストレス・ゼロの家 -
第59話:リビング その2
今回は写真を中心にリビングの「仕様」 と 気になる「コスト」 を ご説明していきましょう(^^;)。
コストです コスト・・ う~気になるう~・・
今回はいきなり雰囲気を変えて夜の写真から入りましょう(^^)
真夜中に外から見るとこんな雰囲気です!
大まかな仕様は
床:イングリッシュオーク 壁:珪藻土 天井:しっくいクロス(シャノン)
天井の『漆喰クロス』は、光沢のないマットな白にしたかったので、
本当の漆喰をシート状にしたものを使いました。
床をイングリッシュオークにした理由は、
LDKを広く設計したので幅広い無垢フロアがいいなぁ・・という理由です。
150㎜幅のイングリッシュオーク!。でも価格も高いです(><)。
仕入れ価格で 40,000円/坪くらいします。
一般的な無垢フローリング 幅100㎜前後が 仕入れ価格で17,000~18,000円と考えますと、ざっくり2.5倍です(@@;)
でも・・それなりにいい味を出してくれます(^^)b
(イングリッシュオークフロア)
せっかく高価なフローリングですので、あとで痩せて泣かないよう注意点をご説明します。
壁は珪藻土です。
メーカーは、あとぴっこハウスさん。
最近1回塗りタイプも出てますが、ここはコストを我慢して2回塗りタイプでしました。
クロスが約1000円/㎡(原価)としますと、塗り壁は3,500円~4,000円/㎡(原価)です。
(壁は珪藻土 模様も自由です)
南面の木製サッシですが・・
山形県アルスさんの高性能木製サッシを採用しました。
2間幅×H2100 で1窓 おおよそ75万円仕入れです(@@;)
ですので、この写真の部分だけで 原価で150万円です。ひえええええええ・・
実は当初、樹脂サッシで計画していました(コストの関係で)。
でも、樹脂サッシだと2間幅で、サッシが4つ割りになってしまうということなのです。
写真にしてみますと・・
こんな感じになることが分かってしまい・・
この風景の『細切れ感』は無いだろう・・と苦慮した結果・・
清水の舞台から飛び降りる覚悟で木製サッシを採用しました(><)
でも・・結果は満足です!後悔しなくてよかった・・と思っております(^^)b
わんチャン(コロ)スペース と キッチンの床 は タイルを採用しました。
コロのおしっこ と 調理の油跳ね が心配されたためです。
柴犬は 風の音や 雷 地震 に ビビってしまい、
すぐにお漏らしをするのでタイルにして良かったです(^^)b
扉や化粧面には、
木製サッシがピーラー材でしたので、
それに合わせてピーラーの柾目で揃えました。
内部仕様にそれなりにコストを掛けてしまうと・・
家具もどうしても少し有名なものになってしまいます(--;。
特に 展示場という性格もあるため、それなりの家具にしておきなさい・・という知人のアドバイスもあり、
ダイニング照明は『ルイスポールセン』
テーブルとベンチ は『JP-STYLE』さん
その奥にチラッと見える椅子は『オークのYチェア』です。
この写真の部分だけでそれなりのコストです(調べてみてください)。
** 実験ハウスで、わざと過乾燥になる実験をしました **
わざわざ除湿器を4台も使って、がんがん除湿(アホな実験です)!。
ようやく湿度が30%を切り始めて、唇が割れたり、喉の渇きを感じたり・・と過乾燥を体感し始めたころ・・
なんと・・
無垢フローリングの過度な痩せを発見(@@;)
いままでビッチビッチ隙間なく、ついていたので注意していませんでした(><)
ヤバいと思い、急きょ「過乾燥実験を中止(><)」
今でも戻ってません(--;)。
梅雨時期に戻ることを期待して、来年は過乾燥実験は行いません。
やはり湿度は大切です。トホホ・・(ToT)