北上事務所
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木の香の家

「木の香の家」家づくりのコンセプト:高断熱住宅との出会い

高断熱住宅との出会い

高断熱高気密住宅私が初めて家づくりに携わったのは、この東北に、まだ「高断熱高気密住宅」という言葉すら広まっていない時期でした。しかし、その初めての現場は、土台に栗、柱には樹齢百年の杉、そして屋根は瓦一文字葺という純和風で、しかも在来軸組み工法でありながら高断熱高気密という住宅でした。木造でさえ初めての私が、設計事務所さんの「これからの時代の住宅」という言葉に、不安よりも「これを覚えてやる!」という期待感で、その現場に集中したことを記憶しています。また、その工事が、設計事務所さんや大工さん、そして、私も含めて大変四苦八苦したことも...。

「和風住宅は寒い」

この固定観念を払拭するのに、時間はさほど必要としませんでした。出来上がったその純和風住宅の快適性に、お施主さんはもちろん、工事に携わった私たちも驚き、そして強い自信を持つには十分なものとなりました。 そして今、考えて驚かされるのが、その時すでに防腐木材、防蟻薬剤、内部の塗料などへの注意が、その家づくりに施されていたことです。まだ「高断熱高気密」の言葉すらよく知られていない時だったというのに。