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- 気仙大工がつくる伝統的な家を目指していました。幼少時代を過ごした伝統的和風住宅こそが、私にとっての家。気仙大工さんの技術を使ってそれを実現したいと思っていました。数年に渡り様々なハウスメーカーの見学会に参加し、その実現方法を探っていたところ、親戚や知り合いの紹介で木の香の家さんと出会いました。それまで住んでいた家も和風住宅でしたが、寒さが原因で寝つけない日がありました。和風住宅だから寒いものと、諦めていた部分もありましたが、木の香の家の断熱性能に出会い「暖かい伝統的和風住宅」を実現できると期待しました。
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- 床や柱の木は無垢材です。素材から感じられる温もりはとても心地いいです。また、小上がりを利用したこたつと薪ストーブによって、リビングは和と洋が混ざりあった雰囲気になっています。ここに座りながら薪ストーブの火を見てゆったり過ごすのが、私のお気に入りです。
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- リビングからキッチン、その奥の和室までの空間を直線的に仕上げたこともこだわりの一つです。自然光と照明の光をアレンジした空間に仕上げたいと思っていました。
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- 気仙大工さんと相談しながら、床の間、書院、神棚を作り上げました。床の間や神棚の繊細な細工は、気仙大工さんの腕の見せ所。大工さんに気持ちよく腕をふるっていただきたいと思い、床の間や板戸に使う銘木を茨城の業者から取り寄せました。また、押入の襖戸は私の実家から引き継いだ思い入れの強いものです。亡くなった祖父が手掛けた漆塗りは、新しい家にも見事に調和していると思います。
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- 木の香の家の断熱性能を活かして、暖かく温もりのある気仙大工の家づくりを実現できました。気仙大工さんと協力してくれた木の香の家さんに感謝しています。ありがとうございました。