<気密測定方法>
気密の目的を考える前に、「気密測定」と「測定で出た数値」は実際どの程度を指すのか見てみましょう。
下が気密測定の様子の写真です。

<正しい測定方法>
1 バズーカー砲みたいな機械で窓1箇所から室内の空気を外へ強力送風で排出します。その窓は、当然ボードなどで機械と窓開口の隙間を気密処理して計測します。
2 気密測定のときに塞いでいい部分は、「給気口」「換気扇のダクト」「設備機器の排水口(ダクト内の封水処理)」のみとなります。当然サッシは、閉めた状態です。
3 一気に建物内部の空気を屋外に排出しますので、建物内部は一時的に負圧の状態になります。その後、時間とともに、いろいろな隙間から屋外の空気が入ってきて、外部と内部の気圧差は同じになります。
その内外部が同じ気圧になる時間などから、その建物の気密性能を評価します。