ポイント②(間仕切り壁と床の取り合い部分)の「気流止め」は、間柱を後で施工するに尽きます。
床断熱する場合ですが(基礎断熱は違うので注意!)・・・、間仕切り壁と床の取り合い部分の施工方法は、ポイント①と同じくらい重要です。一般的に間仕切り壁の間柱は、土台の上に直接立てていました(現在でもそうしているメーカーさんはあります)。

そうすると先述したように、床下の冷たい外気が、間仕切壁の中に入っていく道筋が出来やすくなります(基礎断熱では、床下は室内扱いですので、その隙間は問題ありません)。
それに対して、床断熱を採用している工法で、間仕切壁と床の接点の正しい施工方法は、下の図や写真のようになります。
下の写真2枚は、グラスウールを使った在来軸組み工法の正しい床断熱工法です。地域によって厚みは違いますが出来るだけ厚さ(150mm程度)を確保します。

これを図にしますと次のようになります。

つまり、「床下から間仕切壁に冷たい空気が入る隙間を完全に塞ぐ」「床の断熱ラインをつなげる」という意識で施工することが大切です。