ポイント②の悪い参考写真も同様に、間仕切り壁の上の隙間を塞ぎませんと、暖房した熱が小屋裏へどんどん逃げていき外部へ放出されてしまいます。

その際、仕上げ天井のすぐ上に断熱層がある場合、【ACT3】でもご紹介したように間仕切壁の部分で、防湿気密ラインを連続させるのが非常に難しくなります(赤丸部分)。
方法としましては、間仕切壁の下地である「間柱」をいったん切って防湿層を通すのですが、実際の現場では非常に手間が掛かるため、とても几帳面な大工さんでも、よほど注意しませんと失敗します。