基礎断熱を外側にする場合は必ず・・、内側にする場合でも「べた基礎一体打ち」以外では、防蟻性の断熱材(シロアリ対策断熱材)をお勧めいたします。シロアリは発泡系の断熱材を好んで食べます。そこから、木材へ被害が拡大します。当社も、防蟻性の断熱材が発売されていない時代のお客様で、1回シロアリ被害を受けました。「Ⅱ地域は寒いからシロアリなんていない」・・と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実際、岩手県北上市の我が家の庭に置いていた木材がシロアリに食われていました。
「基礎の内側にすれば大丈夫ですよ」・・と説明することもあるかと思いますが・・
基礎が「布基礎」であれば確実にダメですし、「べた基礎で一体打ち」でない場合もリクスはあります。
そういう意味で、「構造」と「断熱構造」は、いつもセットで考えないといけないのです。
当社では 実験で根拠を示してくれた防蟻性断熱材を使用しております。
防蟻処理していない断熱材は、跡形もなく食い尽くされてます・・(@@;)
基礎断熱をする場合、基礎の立ち上げだけでなく、基礎土間コンクリートの下部を断熱するかどうかが意外と大切です。最低限、外周回り90cm前後はします。
これは、外回りからの冷気が地面を回り込んで伝わるのをブロックするためです。
この土間断熱していない会社さんは正直あまりお勧めしません。
さらに高い断熱性能で家づくりをしている会社さんは、全面土間下断熱をお勧めいたします。
(土間下全面断熱の施工写真)
私も「キューワン住宅」という「世界基準の断熱性能+パッシブソーラー」の家づくりに移行し始めたとき、土間コンクリートからの熱移動も気になり始め、最近は全面基礎断熱しております。