北上事務所
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木の香の家

断熱性能について

断熱仕様その4:サッシ/換気

【サッシについて】

<サッシは断熱サッシ>

家づくりの断熱性能を考えるにおいて、開口部(サッシ)は重要なポイントです。
それは、家全体から逃げる熱のうち、サッシから30%~40%逃げる・・と言っても過言ではないためです。

そのため、当社では、断熱性能の高い樹脂サッシが基本です。ご希望で木製サッシを使います。

樹脂サッシ

もちろん、性能面を考えれば木製サッシですが、コストバランスで樹脂サッシの採用が多いです。

<ガラスはトリプルガラスが基本>

そしてガラスはトリプルガラスが基本になっております。南面だけは日射熱を取り入れるためペアガラスにすることもありますが、基本的にはトリプルガラスを採用しております。最近は日射透過率の良いトリプルガラスも出てきておりますので、技術の進歩に喜んでおります(^^)。

<サッシの使い方>

よく、当社のような超高性能な家づくりを目指す会社さんは、サッシを小さくします。
Q値・U値という数値を気にするあまり、断熱性能の悪いサッシ面積を小さくする・・という考えです。 それはそれで正解の1つかもしれませんが・・、当社は、「性能値だけが住まいじゃない」・・という考えで、大きな窓を積極的に使います。景色のいい方向には、大きなピクチャーウィンドウ、南面にはデッキに出れるような掃出しサイズの大型サッシ。

掃出しサイズの大型サッシ

住まいの断熱性能値を究極に追い求めれば、窓は小さく小さく・・となりますが・・、暮らす方にとって、視覚的な圧迫感を伴います。眉唾な話にも聞こえますが、日射が期待できる南面は窓が大きいほど、「性能値は下がるのに、燃費は良くなる」・・という不思議な計算結果になります。それは、日射の熱を有効利用することによるもので、まさに「パッシブソーラーハウス」です。

使用するガラスには注意しないといけませんが、大きな窓を使っても、超低燃費住宅は実証できております。
 
しかも、C値(気密測定値)を究極に気にする会社さんは引違い窓も嫌います。
気密性が特殊窓よりは悪いためです。

当社は、意外と気にしません。それでも、前述した性能が出せるからです(^^)b。じゃんじゃん開放性のある家づくり!外部とのつながり感を感じれる家づくり!・・で、超低燃費住宅を目指しましょう!

<サッシのさらなる施工工夫>

当社では平成25年から、サッシの更なる断熱補強に取り組んでおります。
日本で当社だけの工夫だと思います。
ドイツでΨ値という考え方を知り、日本に戻って来てから、いろいろな研究と実験をして、お客様の家づくりに反映させております。そんな取り組みも、性能UPに一役買っております。

【換気について】

換気は、住環境の快適性を維持するには必要なものです。
家全体の隙間風が少なくなったため、基本的には機械を使った換気が主流ですが、機械仕掛け・・というイメージが嫌な方は、空気の温度差を利用した電気に頼らないパッシブ換気・・という方法もあります。

当社では、以前は第3種換気を使っておりました。それは、当時の熱交換換気は電気代が大きく掛かり、その割には熱交換効率があまり良くなく・・省エネにならないなぁ・・という事情と、熱交換換気を使うと生活空間の冬の乾燥感も強かった・・という事情でどうしても採用しづらかったのです。
昨今は、技術も進歩して、熱交換効率もよくなり、電気代も少なく済むようになってきましたので、第1種換気で熱交換換気を採用しております。

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